【実践:レントロール】(9日目)

昨日の続きで、物件購入時に確認する書類をみていこう。

今日はその中の➁レントロールをみていく。

レントロールとは、見ての通り、現状家賃の一覧だ。

空室の場合は、業者さんが想定家賃を入れてくれる。

家賃設定は不動産投資で儲けるために、購入金額と合わせて

重要な事なので、しっかり読み込んで欲しい。

では、早速レントロールを見てみよう。ポイントは、

➀現況家賃を確認し、利益がどのくらいになるか考える。

➁空室部分の家賃設定を自分で考える。

➂現状家賃を見直す。

➃間取りからターゲットを考える

⑤その他  

➀現況家賃を確認し、利益がどのくらいになるか考える。

→まず現状家賃で、きちんと融資の返済ができるか確認し、

その上で、いくら利益が残るかを考える。

昨日持ち込んだ銀行は、現状家賃の85%で資金繰りが

回るかを確認された。全然合わなかったため、業者に

価格交渉したところだ。

➁空室部分の家賃設定を自分で考える。

→業者が記載している家賃設定はあくまで参考として、

自分なりに、SUUMOなどで周辺の似た物件の家賃が

いくらで募集が出ているかを調べる。

➂現状家賃を見直す。

→現状家賃も退去があっても同じ家賃で貸し出せるか、

家賃設定を引き直す。

➃間取りからターゲットを考える

→2DKは、1人暮らしか夫婦2人だろう。

お父さんは2DKは単身でも2人でもどちらもターゲットに

なり、間口が広がるので、このぐらいの窓値ががちょうど

良いと考えている。

和室の場合は、洋室にして1LDKに変更するだろうな。

3DKは、ファミリーだろうと考える。

ファミリーといっても小さな子供がいる家庭か、

それとも夫婦二人かと創造する。

ファミリー物件の場合、駐車場は必要だろうし、子供の

学校が近くにあるかなど、周辺環境を見ていく必要がある。

⑤その他

→このレントロールでは、住居だけでなく、事務所と

看板の収入がある。

家賃の割合として、事務所3割、看板2割と、家賃以外

の収入割合が大きいため、これらのリスク・リターンを

しっかり考える必要がある。

→あとレントロールに記載はないが、入居者について

業者に確認しておきたいことがある。

➀入居者の属性(年齢、性別、職業、生活保護か?)

➁入居期間

➂家族構成

➃滞納履歴

これらから今後のターゲットや対処方法などを想定していく。

滞納履歴があるような物件はリスクが高いため、購入検討から

見直す必要があるかも。

以上、物件概要書とレントロールの2つの書類で、購入に

値する物件かどうか判断できる。

利益に直結する最も重要な書類となるが、経験していくと

どこに注目すべきか判断できるようになるから、業者さん

から物件情報をもらって、数をこなしていこう。

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